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長谷寺(ちょうこくじ)麻布の長谷寺式観音

梅窓院から、外苑西通りを
西麻布に向かって歩き、
首都高速手前で、右に曲がり
住宅街を進むと、長谷寺がありました。
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山門をくぐって境内へ。

入って右手に、お城のような感じの
観音堂がありました。
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案内板で知りましたが、
今まで、長谷寺(はせでら)と
思っていたのですが、
こちらは、長谷寺(ちょうこくじ)でした(汗)
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永平寺といえば福井県にある
曹洞宗の有名な禅寺。

当寺はその東京別院ということでした。

中へ入ると、木造の大きな観音像がありました。
長谷寺(ちょうこくじ)麻布の長谷寺式観音_c0361995_01033021.jpg
右手に錫杖、左手に水瓶を持ち、
右足は半歩前進
(すぐ助けに駆けつけるの意)している、
長谷寺式といわれる十一面観音像です。

長谷寺式というと、

大和長谷寺(真言宗豊山派)10.18m
鎌倉長谷寺(浄土宗系単立)9.18m

が有名ですが、

当寺を合わせて、日本三大長谷観音と称されていて、
木造としては国内で最大級の大きさの観音像です。
高さ三丈三尺(約10メートル)
長谷寺(ちょうこくじ)麻布の長谷寺式観音_c0361995_01041531.jpg
今では一番の大きさですが、最初は大和長谷寺の
観音様と同じ木片から造られた、小さな観音様を
祀っていたそうです。

その観音様は、正徳6年(1716年)
2丈6尺の大観音を建立の際、
尊像を体内に納め祀りましたが、
昭和20年(1945)の戦災により、
焼失してしまいます。
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しかしその後、観音堂再建を願う人々によって、
重層入母屋造りの立派な観音堂が建立し、
現在に至っています。

御本尊である釈迦牟尼佛が安置されている
法堂(はっとう)にて参拝後、
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右手にある大庫院(だいくいん)にて、
御朱印を書いて頂きました。
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当寺は江戸三十三観音霊場の第22番札所になります。
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by yagiou17 | 2017-04-23 01:09 | 港区

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by 森