今回は江島神社にも行くことを決めていたのですが、
ネットで調べてるうちに、
江島神社と夫婦関係の神社があるってことを知りました。
なんだか気になるので、そちらにも行くことにしました。
その神社は龍口明神社(りゅうこうみょう)です。
大船駅から湘南モノレールに乗って、
西鎌倉駅から10分ほど歩いたところにありました。
境内はすっきりと整えられた感じで、社殿も綺麗で、
天気もよいし、実に清々しい気分になりました(^_^)
お参りをしてから、境内の右側にある社務所に行って、
御朱印を書いて頂きました。
御朱印を見ると、御祭神が玉依姫命(たまよりひめのみこと)と
五頭龍大神(ごずりゅうおおかみ)だということがわかります。
玉依姫命は初代天皇である神武天皇の母神様として有名です。
では、五頭龍大神はというと、
なんとこちらが江島神社(弁財天)と
夫婦関係の神様なんです。
今から1500年ほど前のこと、
頭が5つある龍、五頭龍が田畑を荒らし、
村の子供を喰ったりと、村人たちを大いに苦しめていました。
そんな時、天から弁財天が現れました。
(その時にできた島が江の島です)
五頭龍は弁才天に一目惚れ。
妻になって欲しいとお願いするが、
弁才天は乱暴者で反省しない
あなたの妻にはなりません!と厳しく言いました。
五頭龍はどうしても弁才天と夫婦になりたかったので、
今までの悪い所業を反省して、
もう一度弁才天にアタックしました。
すると弁財天は五頭龍のことを信用して妻になることにしました。
それからの五頭龍は日照りが続けば村に雨を降らし、
津波が来れば全身で防いだりと、村人たちから感謝されました。
そんな大活躍の五頭龍でしたが、寿命が尽きることを感じ、
山になって見守ることにしました。
それが龍口山で、江の島の対岸にあるのです。
最初はその龍の口に当たるところに神社があったので、
龍口明神社と言われるようになりましたが、
太平洋戦争後の復興の際に、龍の腹に当たる、
現在の地に移動しました。
さらに御朱印を見てみると
3つの三角の神紋があることに気づきました。
こちらは3つ鱗紋で、北条家の家紋として有名ですが、
これは北条時政が江の島で
参篭(さんろう:神社・寺院などに一定の期間こもって祈願すること)
したところ、満願の夜に弁財天が現れ、
時政の願いを叶えることを約束した弁財天は、
大蛇となって海に消え、あとには3枚の鱗が残った。
時政はこれを家紋にしたと伝えられています。
今回も御朱印からいろいろと学べました(^_^)